はじめに
シャドウバースで5月19日に天象の楽土のアディショナルカードが追加されました。
追加されたばかりのカードなので、まだ使い方もよくわかっていない方が多いと思います。
今回はネクロの新カードの使い方・評価などを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
アディショナルカードとは?
「始めたばかりでわからない」という方もいると思いますので、アディショナルカードについて簡単に説明していきます。
新パック実装後に追加実装されるカード
シャドウバースは3ヶ月に1度の周期で新カードパックが実装されますが、アディショナルカードは新カードパック実装後1ヶ月半後に追加されるカードのことです。
初実装は、第8弾のカードパック「起源の光、終焉の闇」から新機能として実装されました。
アディショナルカードには強力な効果を持っているカードが多く、実装前と実装後では環境が大きく変わることも珍しくありません。
どれくらい追加されるの?
アディショナルカードはニュートラルにゴールド1枚、各クラスにレジェンド・ゴールドが1枚ずつの計17枚追加されます。
例外も存在し、第23弾のカードパック十禍闘争では、28枚のアディショナルカードが追加され環境に大きな影響を与えました。
レジェンドのアディショナルカード
ネクロクラスのアディショナルカードの使い方・採用デッキ・評価などを解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
能力解説
進化前 | 進化後 |
ヴァイスソウルハンター | CV鈴木 崚汰 |
レアリティ | レジェンド |
タイプ | – |
進化前 | 進化後 |
コスト2 攻撃力2 体力2 | 攻撃力4 体力4 |
ファンファーレ 相手の進化後フォロワー1体かコスト5以上の相手のフォロワー1体を破壊する。「自分がこのターン中に葬送した回数」が2回以上なら、+1/+1して、疾走を持つ。 | 効果なし |
テキストの用語解説
ファンファーレ | 手札からプレイして場に出たとき、効果が発動する。 |
疾走 | 場に出たターンに攻撃できる |
葬送 | 自分の場に空きがあり、自分の手札にフォロワーがある場合に発動する能力。手札のフォロワー1枚を能力全てを失った状態で場に出す。その後そのフォロワーを破壊する。 |
評価
進化後・コスト5以上のフォロワーは、ステータスが高く処理することが難しいカードが多いため、5ターン目で苦しい展開になることが多いです。
しかし「ヴァイスハンター」のファンファーレ能力で、5ターン目のベルエンジェル進化などの処理し辛いフォロワーを2コストで処理することができため、非常に優秀な能力でしょう。
また、1ターン中に2回葬送すると3/3の疾走フォロワーになります。
ローテーションでは、現状コストが低い葬送カードが少ないため、疾走枠として活躍させるのは難しいです。
アンリミテッドは、1コストの葬送カードも豊富にあるため、打点要因のカードとして採用してみるのもいいでしょう。
レジェンドカードの能力としては、地味な能力ですが既存デッキの強化パーツとして活躍することは、十分可能な性能です。
使い方
2回葬送で疾走が付与されるため、葬送軸のデッキで打点要員として活躍が期待できるカードです。
葬送できないデッキでも、2コストで高スタッツのフォロワーを処理することができるため、盤面処理カードが少ないデッキの弱点を補填することも可能です。
ローテーションで運用する場合、フラグラネクロで運用するといいでしょう。
フラグラネクロで運用した場合、ケルヌンノスを2体出した後にこのカードを出せば疾走になるため、2体の双極の生命・フラム=グラスと合わせて17点(進化すると19点)削ることが可能です。
さらにクランブスと合わせて、20点OTKも狙うことが可能になり、条件は厳しいですが勝ち筋を増やすことができます。
デッキ作成例
こちらのデッキは、ヴァイスソウルハンターを採用したフラグラネクロです。
リーサル手段も豊富にあり、ケルヌンノス×2でフラム=グラスを疾走させ、ヴァイスソウルハンタークランブスの20点OTKを狙うことが可能です。
OTKデッキはパーツが揃わないと負けてしまうことが多いですが、こちらのデッキはスケルトンレイダーやギルネリーゼを採用しているため、OTKができなくても勝ち筋があります。
デスキャットリーパーを採用していない代わりに、ルルナイ、マッドネスリーパー、ヴァイスソウルハンターを採用しているため、スタッツが大きいフォロワーも処理することができ、横展開にも対応することができます。
マリガンは、ルナ、大腕の沙汰、ルルナイをキープし序盤からしっかり動けるようにしましょう。
ネクロマンスを20使えば、いつでもケルヌンノスからの疾走を狙うことができるため、ルルナイで墓場を貯めてマッドネスリーパー、霊体の侵入などで達成できるようにしましょう。
フラグラネクロは盤面処理をルルナイに頼りがちですが、ヴァイスソウルハンターを採用することで、盤面処理・打点不足をカバーすることができます。
ゴールドのアディショナルカード
レジェンドのアディショナルカードはサポートの印象が強いですが、ゴールドのアディショナルカードはどうでしょうか。
能力解説
進化前 | 進化後 |
亡き街の大幽霊 | CVなし |
レアリティ | ゴールド |
タイプ | – |
進化前 | 進化後 |
コスト10 攻撃力10 体力10 | 攻撃力12 体力12 |
潜伏
自分のターン終了時、他のフォロワー(ゴーストを除く)全てをゴーストに変身させる。 相手がフォロワーをプレイしたとき、それをゴーストに変身させる。 |
進化前と同じ能力 |
テキストの用語解説
潜伏 | 相手の能力で選択されず、相手から攻撃されない。潜伏を持つフォロワーが攻撃すると潜伏は失われる |
変身 | 違うカードになる。
元のカードは取り除かれる、墓場には置かれず、ラストワード能力も発動しない。 |
評価
他のフォロワーを全て1/1のゴーストに変身させることができるため、相手が展開している強力なフォロワーを除去することが可能です。
潜伏持ちの高スタッツカードのため処理が非常に難しく、フォロワーを選択しないと発動できないカードでは処理できません。
そのため、撲滅の兵団長、ルルナイなどランダム除去のカードには弱いですが、現環境はランダム除去のカードが非常に少ないため処理するのは難しいです。
場にいるだけで、エルフ、ネクロ、ドラゴンなどのフォロワーを疾走させてリーサルを取るタイプのデッキは、リーサル手段がなくなり勝利することが難しくなります。
使い方
10コストのカードのため現環境でそのまま出すのは難しく、基本的にケルヌンノス、寒冷の死霊術師などのリアニメイト効果で場に出すのが主流になります。
処理されなければ、攻撃力10のカードがそのまま残るため相手の体力を削り切ることが可能です。
寒冷の死霊術師で場に出す場合は、スタッツが1/1になってしまうため、相手のデッキのリーサル手段を邪魔する目的で使うことになります。
デッキ作成例
こちらのデッキは、亡き街の大幽霊を採用した新型ネクロです。
霊体の侵入、スージー、ルナなどで進化回数を稼ぐことができため、グリームニル、スケルトンレイダーなどの勝ち筋を豊富に用意することができます。
大腕の沙汰は、基本的にルナ、ルルナイを使い回すために採用しているため、他のネクロマンスカードをできるだけ葬送しないように注意しましょう。
亡き街の大幽霊はネクロマンサーカードです。
大腕の沙汰で手札に戻ってくる可能性があるので、葬送するタイミングに注意する必要があります。
亡き街の大亡霊を採用することで、エルフ、バフドラゴンなどのフォロワーを疾走させるデッキを完封して勝利することができます。
スケルトンレイダー、グリームニルで勝ちきれない場合、亡き街の大亡霊で相手のリーサルを遅らせ、ギルネリーゼで勝つようなコントロール寄りの立ち回りも可能です。
マリガンは、大腕の沙汰、ルナ、ルルナイなどをキープして序盤からしっかり動けるようにしましょう。
進化回数を稼ぐよりも、ネクロマンス20達成を意識した方が勝ち筋が広がるため、
ネクロマンス20達成を最優先にデッキを回していきましょう。
まとめ
レジェンドのアディショナルカードはサポートタイプのカードでしたが、ゴールドのアディショナルカードは一枚で戦況が変わる強力なカードでしょう。
特に今環境は、ランダム処理できるカードが少ないため活躍がかなり期待できるカードです。
また、アディショナル追加後も安定した環境になっているため、しばらく離れていたプレイヤーも復帰しやすい環境です。
この記事を最後まで読んでいただいた方が、さらに楽しくプレイできることを祈っています。